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1632年〜1675年 バロック美術フランドル派
ヨハネス・フェルメール（Johannes Vermeer）
＜ヨハネス・フェルメール 年表＞
1632年 10月31日オランダのデン・ハーグ近郊の古都デルフトに生まれる
1652年 4月5日にカタリーナ・ボルネスと結婚
1653年 画家組合である聖ルーカス・ギルドに登録される
1655年 父親の死により、家業の画商を継ぐ
1660年頃 義理の母親マリア・ティンスの家に移り住む
1662年 聖ルーカス・ギルドに選出される
1670年 母ダイムフナ死亡。デルフトの新教会に埋葬される。
1671年 姉ヘールトライト死亡
1671年 聖ルーカス・ギルドに選出される
1672年 ５月、ハンス・ヨルダーンスとともに絵画鑑定のためにハーグへ（イタリア絵画１３点の真偽の鑑定を行なう）
1675年 12月16日心臓発作により43歳で亡くなる
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1632年にオランダのデン・ハーグ近郊の古都デルフトで生まれ、1675年に亡くなるまで生涯をこの地で過ごす。
両親は宿屋を経営しており、フェルメールはこの宿屋で生まれたと記録されている。
父親の本業は絹やベルベットの加工職人で、副業がこの宿屋だった。この宿屋には多くの画家が来ていたとされている。
17世紀に活躍した風俗画家だが、彼の生涯作品数は36点といわれており極端に少なく、
18世紀にはほとんど人に忘れられていたため、彼の生涯については僅かしか知られていない。
彼ははじめ物語画家として出発したのち、風俗画家に転向。
フェルメールが描く作品は日常を題材に描いたものが多く、その題材を引き立たせているのが「光の効果」である。
繊細な光の描写の研究に秀でており、室内の風景を描く際によく用いられた斜め45度から入射する天然光は、その日常風景を引き立たせている。
そして、人物などの焦点のあたる部分は綿密に描かれ、その一方で、背景などの空間の部分はあっさりと描かれており、その対照的な感じが,見る者の視点を主題に集中させ、画面に緊張感を与えている。
もうひとつ特徴として挙げられるのが、「フェルメール・ブルー」といわれる青色絵の具を使っていることである。
「ウルトラマリンブルー」という絵の具で、アフガニスタンのバダクシャン地方でしか採れない鉱石ラピスラズリを原料とするこの貴重な青は、当時、金よりも高値で取引されていたと言われている。
この青色を、フェルメールは当時の常識では考えられないほど贅沢に下地に使ったりしており
生涯作品の約３５作品点中、24点もの作品に使っていたという。
1653年4月5日、フェルメールはカタリーナ・ボルネスと結婚式を挙げた。
彼女の母親はカトリック教徒だったため、プロテスタント教徒のフェルメールとの結婚をあまりよく思っていなかった。
１１人の子供がいたフェルメールは、1675年12月16日に心臓発作で倒れ亡くなった。
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＜ヨハネス・フェルメール 作品一覧＞
ヨハネス・フェルメール「牛乳を注ぐ女」
ヨハネス・フェルメール「デルフトの小道」
ヨハネス・フェルメール「デルフトの眺望」
ヨハネス・フェルメール「窓辺で水差しを持つ女」
ヨハネス・フェルメール「青いターバンの少女」
ヨハネス・フェルメール「信仰の寓意」
ヨハネス・フェルメール「手紙を書く女と召使」
ヨハネス・フェルメール「少女の肖像」
ヨハネス・フェルメール「紳士とワインを飲む女」
ヨハネス・フェルメール「ヴァージナルの前に座る女性」
ヨハネス・フェルメール「ヴァージナルの前に立つ女性」
ヨハネス・フェルメール「マルタとマリアの家のキリスト」
ヨハネス・フェルメール「窓辺でリュートを弾く女」
ヨハネス・フェルメール「レースを編む女」
ヨハネス・フェルメール「絵画芸術」
ヨハネス・フェルメール「合奏」
ヨハネス・フェルメール「手紙を書く女」
ヨハネス・フェルメール「娼婦（取り持ち女）」
ヨハネス・フェルメール「天秤を持つ女」
ヨハネス・フェルメール「真珠の首飾りの女」
ヨハネス・フェルメール「手紙を読む青衣の女」
ヨハネス・フェルメール「窓辺で手紙を読む女」
ヨハネス・フェルメール「地理学者」
ヨハネス・フェルメール「天文学者」
ヨハネス・フェルメール「二人の紳士と女」
ヨハネス・フェルメール「眠る女」
ヨハネス・フェルメール「恋文」
ヨハネス・フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女」
ヨハネス・フェルメール「ギターを弾く女」
ヨハネス・フェルメール「婦人と召使」
ヨハネス・フェルメール「中断された音楽の稽古」
ヨハネス・フェルメール「兵士と笑う娘」
ヨハネス・フェルメール「ディアナとニンフたち」
ヨハネス・フェルメール「聖プラクセディス」
ヨハネス・フェルメール「赤い帽子の女」
ヨハネス・フェルメール「フルートを持つ女性」
ヨハネス・フェルメール「音楽の稽古」
